特集
オススメ活用法
●食欲の秋、食べ過ぎ注意
豆乳でコレステロールとじょうずにおつきあい
(1)善玉と悪玉、コレステロールの違い
血液中ではコレステロールなどの脂肪は、蛋白質に結合して存在しています。
これをリポ蛋白とよんでいます。
この一つに低比重リポ蛋白(low-density lipoprotein;LDL)があります。
このLDLは、リポ蛋白の中でも最終的に細胞などにとりこまれやすい脂肪の形です。
したがって、このLDLの量が多いと、動脈硬化を起こしやすいことから、
LDLコレステロールは悪玉とよばれています。
LDL-コレステロールが10mg/dl増加すると、心筋梗塞り発生が10~15%増加します。
(2)豆乳によるコレステロールの変化
飲み始める前の悪玉コレステロール値を基準に、
4週間後の悪玉コレステロール値の変化をグラフに示しました。
豆乳は大豆たんぱく質を多く含んでいます。
大豆たんぱく質にはコレステロールを低下させる効果があります。
その一部が、腸管内で胆汁酸と結合してそのまま排出されます。
新たに胆汁酸を作るために、血液中から肝臓へのコレステロールの取り込みが増えます。
その結果、血中のコレステロールが減ります。
(3)どれくらい飲むといいの?
1日1本(200ml)お飲みください。食後もしくは食事中をおすすめします。
豆乳は食品ですので、コレステロール値が正常の方が飲んでも
コレステロール値が下がり過ぎることはありません。
大切なのは普段からバランスのとれた食事と運動などを心がけることです。
生活習慣を見直し、玄米や大豆製品を上手に活用して、健康的な食生活を心がけましょう。